「科学×工藝の共創の発見」をテーマに、物理・化学・生物と芸術・工芸・建築の交錯を探る展示会「Three by Three for Three」を開催。
Three by Three for Three — 科学×工藝の共創の発見
「物理・化学・生物と芸術・工芸・建築の交錯」——一見大きく異なるこれらの分野は、深い探求心、未知への好奇心、そしてアウトプットによる結果の共有という共通する要素を持っています。
本展示会では、各分野の若手研究者・アーティストの作品を出発点に、それぞれの分野を深く知り、その繋がりや重なり合いを辿りました。さらに、出展者たちによるクロストークイベントも開催し、先端的な研究や制作物の双方向の批評を公開することで、異分野横断の対談から新たな共創の可能性を探りました。
展示構成
展示は4つのチャプターで構成されました。
- Chapter 1: 境界 — 物質の「表面」や空間の境界を探る作品群
- Chapter 2: 触媒 — 化学触媒の概念を起点に、反応と変化を促すものについての考察
- Chapter 3: 認知 / 感性 — 人間がどのように世界を知覚し、芸術を生み出しているのかを問う
- Chapter 4: 工藝 — 素材と人間の関わりから生まれる創造的な営み
出展者
- 諏訪葵 — 美術家。東京藝術大学大学院 美術研究科博士課程在学。視覚的な現象の知覚プロセスからインスタレーション、映像作品などを制作
- 岩見歩昂 — 建築家。京都大学大学院 工学研究科建築学専攻修士課程在籍。異分野から捉え直した建築設計の可能性を模索
- 坂本陽太郎 — マテリアル系設計開発者/作家。東北大学大学院工学研究科卒。素材と人間の関わりを探る作品制作
- 黒澤良輔 — 化学者。カリフォルニア大学バークレー校でゲルの研究。化学と他分野連携の越境活動
- 加藤大生 — 東北大学生命科学研究科。脳神経システム専攻
- 青木吾郎 — ロボティクス系研究開発者。東北大学大学院工学研究科 ロボティクス専攻 博士後期課程
- 東北大学物理の会 — 70人規模の科学研究サークル。物理・数学の横断的研究に加え、脳科学・認知科学の越境的研究
- ほか多数
コンセプト
社会を多面的にとらえ直す問いを立て、異なる専門性や個性を投影して各分野の言葉に変換し、考え咀嚼してアウトプットを出すというアプローチ。各分野による差分や切り口の「違い」と「共通点」を知り尊重することが、「越境と共創」の第一歩であるという思想に基づいています。
