越境カンファvol.14 多視点報告


第14回越境カンファでは、武田 萌花さん、猪口 莉玖さん、坂本 陽太郎さんをゲストスピーカーとしてお招きし、身の回りのアートや日常の捉え方について考えを示してくださいました!ご参加いただきました皆さま、活発な議論をしていただき、ありがとうございました!🎨


▼ プレゼンターの皆さまより感想をいただきました!


武田 萌花さん


自分はアート側だったので、理系や別の分野の方が「どうアートでアウトプットすればいいんだろ?」といった悩みを受けて、その分野を知らないからこそ色々考えられるのが楽しかったです(自分野とかだと逆に発想が制限されてしまったりするため)。アートは一見自分に遠いと感じる物事を、自分ごとに引き寄せる力があるメディアだと思うので、各分野にとって認知や理解を深めるのにはかなり有効だと思います。


猪口 莉玖さん


普段サイエンスをやってて、現象は本質的に何が起こってるか、それがどういう巨視的な見え方になってるのかというところの研究、深掘りをしていました。機能の追求が僕の中でモノ(芸術しかり)の見方としてメインなポイントなんだと理解しました。それは自分が芸術として見るもの、目が惹かれるものが何かを説明してる時に、やっぱり光の"メカニズム"とか、人の絵も骨と筋肉がどうついてるかとかに興味があってそこからどうリアルな綺麗な絵が描けるかとか考えてたことに話してて気がつきました。自身のモノの見方の性質を自己認識できたことは本当に大きい意味があります。


坂本 陽太郎さん


多視点による気づきは自分が思ってるほど偶発的で強力的でした。例えば、半導体を研究している方の他分野との関わりが少ないという悩みも、半導体を知らない芸術系の方から見ると色んな方向に思考を飛ばせて幅が広がる様子を見ることができました。怖がらず思ったことを他人に話してみると世界が広がるのかもしれません。今回のような学際的なテーマだと普段のカンファレンスだと拾いきれてないor気付いてないテーマを発掘できるので、またやってもいいかもしれませんね!